ビジネススーツにも通用するような
渋目の発色の茶系スーツが完成しました。
今回も大きなご体格の方でしたのでなるべく
スマートに見える仕上がりにさせて頂きました。
画像では分かりずらいのですが同色系のピンストライプも入っており
スタイリッシュな雰囲気を出しております。
また生地の伸縮性の少な目なのでユトリ具合を通常よりも大きく取り
日常の動作等にも負担感の少ない着心地に致しました。
このような渋めの茶系スーツはかしこまり過ぎず、
ラフ過ぎず趣向性を持ちながらビジネスシーンにも合う良さがあります、
これからの秋冬の季節にも良く合う色でもありますね。
紺系グレー系以外でお探しの方は一度お試しされては如何でしょうか?
今回はご新規でご注文頂きましたスーツを掲載させて頂きます。
使用しました生地はチャコールグレーの英国製で
美しい陰影と光沢感があります。
お客様のお好みにより座った時にも膝等にややユトリ感があるよう
着易く調整させて頂き自然体なビジネススーツとしてお作りさせて頂きました。
今回の場合はある程度ご年齢を重ねられてからの方に多いのですが、
スタイル優先でなくお身体に合わせる箇所とそうでない箇所を
使い分けて着心地と見た時のバランスを取っております、
この辺りの調整は経験を重ね熟練した
感覚と技術を必要としますテーラーならではのメリットでしょう。
上着のウエストもやや絞り感をだしてスッキリとした印象に仕上げましたが
必要な部分にユトリを持たせてありますので
リラックスして着て頂けることと思います。
また主に人の手によって作られた服は途中でご体型が変化されてもある程度調整も
出来るようになっておりますので末永くご愛用頂ければと思っております。
今回はスタンダードなビジネススーツから少しデザインを
変更しましたスーツをご紹介させて頂きます。
まず目に付くのはワイドなラペルとフラップの無い腰ポケットです。
デザインはもちろんお客様のご要望を取り入れさせて頂きました、
1940年代英国を中心にによく見られたワイドなラペルですが
太目の柄のレジメタイと良くお似合いです。
腰ポケットにフラップが無いのはフォーマルに似ていおりますが
昔は今よりもフォーマルが良くに着られていましたので
名残のデザインとしても面白味があると思います。
使用しました生地もモスグリーンのヴィンテージで落ち着いた佇まいがあります。