先日テーラーラトに於いて濃紺のスーツが完成しました。
控え目ながら美しい光沢感のあるスーツ地で陰影も良い感じが出ております。
シルエットやディテールは当店においてもスタンダードな仕様ですが、
その分素材の発色や奥深さが引き立つ所がお仕立て服の醍醐味でもあるでしょう。
特に紺色系は素材や微妙な色の違いによって様々な表情を見せてくれます。
これから5月位からの暖かい季節に向けたスーツ地がテーラーラトでは出揃って来ました。
その中から一部ですがご紹介させて頂きます。
画像1枚目~4枚目まではモヘア混紡ながら光沢感が控え目で
発色に上質感がありますのでビジネスユースにも向いております。
特性としましてウール100%の生地に比べ放熱性、防皺性が優れていますので夏には快適にお召し頂けます。
また盛夏以外にお召しをお考えの方には画像5枚目のハリソンズ(英)のミスティーク(ウール100%)
も現物で入荷しました、糸の打ち込みが良いので確りした腰がありながら上質な風合いを持ち合わせております。
色柄も無地系からシャドウストライプやストライプ系等豊富に揃っております、
お好みやシチュエーションに合わせて装いをお楽しみ頂ければ如何でしょう。
テーラーラトにて先日入荷しましたスーツ地の中から今回は一味違ったお値打ちなお品をご紹介させて頂きます。
掲載画像の5品はどれも低速織機によりボリューム感のある仕上がりと腰の強さや柔軟性を持ち合わせている事で
素晴らしい仕立栄えになる事でしょう。
それでは画像ごとにメーカーをご紹介させて頂きます。
画像1枚目:リーロイド(英)老舗ミル(織元)で近年はあまり見る事が少なくなってきましたが
奥深い発色と非常に上品な風合いを保っております。
画像2枚目~4枚目:ドーメル(英)老舗マーチャント(商社)
仕立の世界では言わずと知れた商社ですがこちらも低速織機で織られたボリューム感のあるスーツ地になります。
また2,3枚目画像はインクブルーのような美しい発色、
4枚目画像はスーパー80’sと太番手ながら柔らかい風合いとシャークスキンのような折柄になっております。
画像5枚目:スキャバル(英)老舗マーチャント(商社)
こちらも往年の名品ドーメルのトニックと並ぶ品質と人気を誇っていました、
合い物と呼ばれていた春秋にピッタリの季節感がございます。
モヘアが約50%の混紡率で強い張りのある仕立栄えと型崩れし難い耐久性を誇っております。
今回ご紹介させて頂いたお品はどれも一品物ですが無地系であらゆるシーンにもお使い頂き易く
価格もお得にご奉仕させて頂いております、
また発色や素材の品質も抜群でお仕立てが初めての方からご経験のある方まで
ご満足頂ける物としてお薦めさせて頂きました。