テーラーラトでは去年の12月頃から冬服の納品が続いておりますが
今回はご体格の大きな方のトラディショナルスーツを
掲載させて頂きます。
タイト目のご希望ながらユトリのある着心地との感想を
ご試着時に頂きました。
また仮縫い途中で大幅にお痩せになられたので
仮縫いを3回に増やして対応しておりました、
フルオーダーでは万一本縫いまでの間にでご体型が変わられても
追従して補正出来ます。
またハンドメイドではより柔軟な着心地と長年のご使用による型崩れにも大きなメリット等がございます。
今回はちょっと趣向を変えましていつもスタイリッシュなスーツをご注文頂きますお客様の3Pスーツを掲載させて頂きます。
使用しましたスーツ地はスーパー150'sと細番手の部類に入る為、
明るい目の紺にやや艶が出ております。
合わせたボタンも白蝶貝で色の対比が綺麗ですね、
腰ポケットも何時ものお好みでアウトポケットにさせて頂きました。
制作するに至っては前回お作りさせて頂きました
型紙を使用しておりますので着心地が同じ場合、
生地による伸縮性や厚みを考慮した調整のみになります。
フルオーダーはこのように継続しながら改良もしくは調整して行ける所が大きなメリットでしょう、
ご体型の変化にも随時追従して行けます。
明けましておめでとうございます、本年もどうぞ宜しくお願い致します。
早速ですが去年の11月に掲載させて頂きましたスーツ地・ハイグレード(紺無地編)
に続き織模様のスーツ地の一部をご紹介させて頂きます。
画像1枚目はダンヒル社(英)が発注したものでラムズ・ゴールデンベールと言う柔らかい腰がありながら
弾力性も持ち合わせておりますオーストラリア産の原毛を使って織り上げたスーツ地になります。
また大変美しい光沢感と風合いもあるので出来上がれば光の当たり具合によってとても深みの有るスーツになる事でしょう。
画像2枚目はスキャバル等が生地を織らせている事でも有名な
バウアーローバック社(英)のスーツ地になります。
こちらは上記のダンヒルと比べれば確りした腰とやや控え目な光沢感が有りますので
あらゆるビジネスシーン等にも良く合うでしょう。
今回ご紹介させて頂きました2点の織模様は近くで見ると柄が見えますが離れて見ると無地に見え、
無地の生地とはまた違った陰影や発色をお楽しみ頂ける事でしょう。
無地に準じた服をお探しの方にはこのような生地で模索されては如何でしょうか?