テーラーラトでは3シーズンに使えるスーツ地でのご注文を良く頂いております。
また3シーズンと申しましても冬向きと夏向きがございますが
今回はこれからの夏向きに絞って一部をご紹介させて頂きます。
画像1枚目は盛夏にもご使用いただけますマーチンソン(英)のフレスコ地になります。
ざっくりとした風合いで通気性に優れ 皺にもなり難いのが特徴ですが
肉厚がありますので確りした着ごたえ感と春秋にもご使用頂けます。
画像2,3枚目は比較的薄手のウーステッドで近年少しずつ人気が出て来ました
シャドウストライプとチェック柄になります。
光の当たり具合により美しい光沢感と上品なな柄が浮き沈みするのが特徴的で、
フレスコ地よりも保温性がありますのでやや肌寒い日にもお召し頂けます。
どちらのスーツ地もご使用場面や用途、
お好みによってお使い分け頂くとより充実した装いを満喫頂ける事と思います。
また他にも色々な3シーズン向きの生地がございますのでご希望の方はご相談頂けると幸いでございます。
4月になってしまいましたが先日完成しました
フランネルスーツをご紹介させて頂きます。
今回の注目点は上着の身巾と丈のバランス感です。
近年はタイトで上着丈も短めなものが主流で良く好まれておりますが
注文服ではそうでない方も多くいらっしゃいます。
画像のご体格の方では上着丈が手の先程であれば長い目、
パンツの又の辺りであれば短い目になってきますが
身巾やシルエットを考慮してこのような丈にさせて頂きました。
このようなバランス感は見る方にとっても印象が大きく違いますので
トラディショナルなビジネススーツでは大切な要素になってきます。
お作りされる場合にご参考されてはいかがでしょうか、
テーラーラトでは色々なご使用場面をご相談させて頂きながら
制作させて頂いております。
先日テーラーラトに於いて濃紺のスーツが完成しました。
控え目ながら美しい光沢感のあるスーツ地で陰影も良い感じが出ております。
シルエットやディテールは当店においてもスタンダードな仕様ですが、
その分素材の発色や奥深さが引き立つ所がお仕立て服の醍醐味でもあるでしょう。
特に紺色系は素材や微妙な色の違いによって様々な表情を見せてくれます。