


新たに入荷しました秋冬用または3シーズン用の紺色の
スーツ地の一部をご紹介させて頂きます。
1枚目の画像は英国の老舗高級マーチャントのH・レッサーの
物でやや太い目の糸を使っている為
非常にしっかりした腰のあるスーツ地です。
それにより味わいのある織り柄と3シーズン用にも
行けるサラッとした風合いを持っています。
2枚目の画像は近くで見ると綾織になっており
張りと柔らかさのバランスが上手く取れた
秋冬の定番的な英国製スーツ地です。
物は言わずと知れた英国の代表的なマーチャント
のスキャバルの生地で、
様々なスーツのスタイルにも良く合う万能的な
スーツ地になります。
また3枚目の画像はスキャバルの傘下で高級な
生地を織り続けているミル(工場)のバウワー・ローバック
の物でスーパー120'sをベースに若干カシミヤを混紡
している為に少し柔らかい手触りと
上質な光沢を持っています。
上記の3枚のスーツ地はどれも一般的に使用して頂くのにも
お奨めな物です。
これらはまとめての現物仕入れによりお値打ちな価格で
ご提供させて頂いております、
ただしこの掲載品は1点物ですので売り切れの際は
ご容赦下さい。
また他にも紺無地のスーツ地は多数入荷しましたので
宜しければご連絡お待ちしております。


今回はザックリとしながら柔らかいボリューム感のある
ビンテージ物と、入荷したばかりのハリスツイードの
ブラックウォッチをご紹介させて頂きます。
まずは1枚目画像のドーメルの千鳥格子、
これはシングル巾(75cm)と言いまして手織りによって
作られました。
現在ツイード系も含めてほとんどの生地は機械織りの為に
巾がダブル巾(150cm)が主流です。
このツイードはスコットランドの漁師町のような所で
冬の荒れた海に出られない間にコトコトと
家内工業的に織られた数少ないツイードの一つになります。
とりわけ特徴的なのは天然の草木による染付けで
全体的にはグリーンに見えますが、
近くで見ると赤や青、ねずみ等複数の色が混じって
奥行きのある発色をしております。
また機械織りに比べてボリューム感があるので
ツイード本来の味わいのあるジャケットになると
思います。
また2枚目の画像のハリスのブラックウォッチは
対照的で大き目の柄ながらすっきりとした
都会的な印象を持っています。
ビジネスにお使いの方にも押しが強い柄では無いので
お奨めのジャケット地です。
それと手織りのツイード地は他にも複数ございますので
ご興味もある方は是非ご覧になっては如何でしょうか?
これからの季節、街中を散策される方にも
ご旅行に行かれる方にもピッタリの装いだと思います。


今回で2着目の方の秋冬向きスーツが完成しました。
1着目はマシンメイドでお作り頂きました型紙を
使用して製作させて頂きましたが、前回よりも
お痩せになられたので色々と再調整致しました。
それと型紙を調整した上でフィッティング(仮縫い)の
段階でも微調整が必要になります、
人が痩せると主にウエスト意外でも肩周り、胸周り、
アームホール、腕周り、足回り等あらゆる箇所が
サイズダウンする事も多く、体のバランスも
変わってしまう事も度々あります。
それで新しいスーツをご試着頂いたら
よりリラックスして着易い、特に肩辺りと
腕の着心地がソフトで動かし易いと嬉しいご感想を頂けました。
手縫いの良い所を実感して頂けたようですが
例えば袖を身頃に付ける工程はマシンメイドに比べて
糸のテンションを調整しながら職人の手で縫っていきます
ので腕の動きに対して柔らかく追従して行きやすくなります。
デスクワークを長時間されてもリラックスして
着て頂けるのではないでしょうか。
また出来上がりの写真はより現実的に見て頂く為に
ボディーに着せるよりも出来るだけご本人様に
着て頂いた所を写しております。
※フィッティングに関しまして
テーラー・ラトでは
基本的に全ての縫製に仮縫いをお付けしておりますが、
フルオーダー・スタンダードより上のお仕立てグレード
に関しましては必要に応じて2回目の仮縫いをさせて
頂く事があります。
特に初めてオーダー頂いた方では2回仮縫いをさせて頂く事が
あります、当店ではフルオーダーならではの質の高い
お仕立を目指しておりますので
この場合も追加料金は頂いておりません。