皆様こんにちは、本日はテーラー・ラトの、創業からのルーツについてご紹介させて頂きます。
現在ラトの京都店、テーラーハタノ(http://www.tailorhatano.jp)の前身ハタノ洋服店を波多野亀吉が東海道の終点、京都の河原町三条に1906年創業しました、当時は既製服、子供服等も扱っていたようです。
最初の写真は大正時代の物ですが創業地にあった看板が
写っています、またTAILORのORだけが左側に写っています。
それから昭和になって近くの寺町通り(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%B...)にも店を作りました、それが2つ目の写真になります。
現在に至るまでの店の場所がここになるのですが
左にはスーツ姿の紳士、右には子供服の少女が描かれています
が何か当時の雰囲気を感じますね、
この当時はスーツを誂える大学の教授等が多くいらしたそうで
、この寺町通りには何軒ものテーラーがあったそうです。
当時は洋服作りに携わる人も多く、店の奥には
数人の職人さんと見習いの方、店には番頭さんや店主
服地を扱う業者の方等で賑わっていたそうです。
写真からもそのような良き時代のテーラーを想像できますが
ラトも何時かこのような懐かしめるテーラーとしても
残して行きたいです。
テーラー・ラトでは綿密に採寸するオーダーシャツ
もお受けしています。
今回ご注文頂きましたカラーの剣先を丸くしたラウンドカラー
シャツは手触りの良いオックスフォード生地を使いました。
オーソドックスなデザインのシャツですが、これに
オットベスト+ニットタイ等を合わせると都会的で
落ち着いた着こなしを楽しめると思います。
参考価格 ¥10.500-
まだ寒い日も続きますが春はもうすぐですね、
テーラー・ラトでも春夏物の生地に
入れ替えが進んでいます。
今回は珍しい春から夏ににピッタリな4PLYの
ビンテージ生地をご紹介致します。
春夏物に多く、生地目の粗いフレスコやポーラー生地
と言われ構成している糸は太くて撚りを多くとってあります。
捻りは少ないものに比べ多い物は丈夫になり強い張りが
出ると同時に毛羽が少なくなるので光沢も無くなってきます。
画像は入ってきたばかりのエドウィン・ウッドハウス(英国)のビンテージ生地で、4PLY(四つ杢織り)
の肉厚で仕立て栄えする一品です、生地の厚みに対して
通気性の良いので清涼性もいいのが特徴です。
市場では2PLYとか3PLY等複数の糸を
撚り合せて作られた生地ですが作るのに
原毛の量と手間が掛かり
コストが高くつくので
現在では生産量が少なくなってきました。
そんな中でもこの4PLYの生地はとりわけ贅沢で珍しい
物です、この1着分しかございませんのが
ご興味が有るようでしたらお早い目にお問い合わせ又は
ご来店下さい。
○スーツお仕立て総額:¥147,000~
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重みと張りが有って耐久性もあり存在感も増し、
光沢を避けたい方にも適していると思います。