LATO 店主のブログ

4PLYのフレスコ

Date : 2011.02.09 permalink

IMG: 4PLYのフレスコまだ寒い日も続きますが春はもうすぐですね、
テーラー・ラトでも春夏物の生地に
入れ替えが進んでいます。
今回は珍しい春から夏ににピッタリな4PLYの
ビンテージ生地をご紹介致します。
春夏物に多く、生地目の粗いフレスコやポーラー生地
と言われ構成している糸は太くて撚りを多くとってあります。
捻りは少ないものに比べ多い物は丈夫になり強い張りが
出ると同時に毛羽が少なくなるので光沢も無くなってきます。
画像は入ってきたばかりのエドウィン・ウッドハウス(英国)のビンテージ生地で、4PLY(四つ杢織り)
の肉厚で仕立て栄えする一品です、生地の厚みに対して
通気性の良いので清涼性もいいのが特徴です。
市場では2PLYとか3PLY等複数の糸を
撚り合せて作られた生地ですが作るのに
原毛の量と手間が掛かり
コストが高くつくので
現在では生産量が少なくなってきました。
そんな中でもこの4PLYの生地はとりわけ贅沢で珍しい
物です、この1着分しかございませんのが
ご興味が有るようでしたらお早い目にお問い合わせ又は
ご来店下さい。

○スーツお仕立て総額:¥147,000~

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重みと張りが有って耐久性もあり存在感も増し、
光沢を避けたい方にも適していると思います。


グレンチェックのスーツ地

Date : 2011.02.06 permalink

IMG: グレンチェックのスーツ地近年グレンチェック柄の服も男女を問わず目立ってきました。
グレンチェックの生地の由来は、スコットランドのアーカートという地の谷間(グレン)で織られたところからついた名称です。小さな格子の四角形を交互に配することで、大きく格子を描き出しています。
昔から定番的な柄ですが品格が高くイギリスの王室にも愛用されてきました、近頃ではこの柄にウインドウペン等をミックスさせた複合の柄も良く見かけます。
また画像の生地は定番色のグレーと洒落たブラウンで英国のポーターハーディングからリリースしています。
これからの暖かい春には、このような軽快な装いが良く似合います、春が待ち遠しいですね。


仮縫いと型紙の修正

Date : 2011.01.31 permalink

IMG: 仮縫いと型紙の修正先日春夏3ピーススーツの仮縫いをさせて頂きました、
画像のライトブルーのグレンチェックはユーロテックッスの
ゼファー(その名の通り軽い感覚の生地ですが張りがあるビンテージ生地)を使用しています。
仮縫いはお客様に着て頂き調整を必要とする箇所にピンを打ったり、
チョークで線を引いたりします、タイト過ぎず大きすぎず
お好みも伺い、綺麗なバランスを崩さないように
調整させて頂きました。
それを型紙に落とし込んで補正をしていきます、
素材(生地)の特徴も考えて増減する箇所もありますので
たとえ体型が変わらなくても毎回補正しています。
出来上がりはまたUPしますのでお楽しみに下さい、
それでは今日はこの辺で。

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