LATOの仕事

カバートコートの完成。

Date : 2024.02.03 permalink

IMG: カバートコートの完成。スーツやセーターの上にも着られるカバートコートが完成しました。
使用しました生地も摩擦や衝撃にも強い
ツイル地のカバートコート地になります。

左右の方の傾斜が大きく違う骨格の方ですが厚みの違う肩パットで
バランスを取ると片方だけに負担感がましますので
この場合は補正によって調整をさせて頂きました。
この仕事をさせて頂いておりますと殆どの方は
左右非対称の骨格が見受けられます、
肩の傾斜の違いの他にも上半身の傾きやねじれ、前後の傾き、
腰だけが突き出している場合や下半身の傾き等様々になります。

人によって程度の差はあるようですが
毎回着心地等含めて検討する必要が出てきます。
調整には型紙もしくは芯地等の副素材、
本縫いでの工夫等多岐にわたりますが仕立て屋の持ち味と
お客様のお好みが反映される特別な装いが完成致します。


初回の仮縫い。

Date : 2024.01.21 permalink

IMG: 初回の仮縫い。今回はひさしぶりに仮縫い風景を掲載させていただきます。
ご新規の方で仮縫いは初回になりましたので
補正量や補正箇所が大きくでました。

画像を見るとお分かりになりますが上着丈も少し長めになっております、
この時点では骨格や体の癖も見極め
お好みも含めて装いにどう影響するか判断する必要があります。
勿論人によっては補正が少なく済む場合もありますが
仕上がりをイメージしながら作業を進めさせて頂いております。

また去年の10月4日に当ブログに掲載させて頂きました
仮縫い後の補正作業もご参考にして頂きますと幸いです。


鳩胸体型のスーツ。

Date : 2023.12.18 permalink

IMG: 鳩胸体型のスーツ。ご体型でお悩みの方が当店には良くご来店頂きます。
中でも鳩胸体(胸の厚みの有る)は通常の服を着ると
衿のVゾーンが弓なりになり易く正面から見たときに良く目立ちます。
また着ていても胸回りがはだけるだけで無く
着難い服となってしまいます。

この体型は出来上がってからではほぼ修正不可能で
型の製作段階から体型を把握して取り掛からなければなりません。
着せ付けによる仮縫いの段階でも微調整して行くわけですが
デリケートな箇所なので他にも肩パットや芯地の具も調整していきます。
体に合った出来上がりはすっぽりと鎧にはまるような感覚でしょうか?
標準体と同じく自然な装いでご着用頂けます
(画像は今回の鳩胸体型のお客様)。

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