ウール100%で夏の定番的な生地をトロピカルと
呼んでいます、いわゆる薄手の平織り生地と言った所です。
今回ご紹介するのは英国の高級マーチャントLamogeとInnes Chambersの正規バンチが廃盤になった為に、
その中からバンチ落ちした生地を集めてお得にご提供できる物です。
色柄は全て無地でダークブルー、ネイビーブルー、ミドルグレー、チャコールグレー、ブラック、
サンドベージュの6色になります。
サラッとした上質な肌触りで夏にはパンツにも向いています、
また春から秋の終わり頃にかけての
3シーズンスーツとしてもお奨めの生地です。
どれも飽きが来なくて仕立て栄えする
品質の良さを持っていますが、中でもInnes Chambersは発色の
深さや張りとコシが素晴らしい一品です。
ただメーター数には限りがありますのでご興味のある方は
お早い目にご覧下さい、価格はお問い合わせ下さいますよう
お願い致します。
テーラー・ラト
Tel 03-6413-5693
E-Mail
スコットランドの老舗商社、ホーランドシェリーグループ
(イネス・チェンバース)のブックサンプル
の中から初夏から秋にかけてお奨めの生地を載せてみました。
ネーミングの通り通気性を重視した作りで
サラッとした手触りに張りを持たせています、
強撚糸を使って糸の目を荒くする事により
夏に向いた生地に仕上がっています。
またもう一つの特徴は明るめの色柄です、
これまで英国生地と言えばダーク系のものが中心でしたが
非常に軽快感があって発色も夏にピッタリと思えます。
柄物のお奨めはストライプ系で豊富な柄数が
揃っています、
その中でもお奨めは間隔が狭めのピンストライプ
で繊細の線が軽快感を更に出している所に
興味を惹かれます。
また無地系もブルー系、茶系、ベージュ系、グリーン系
等軽やかな素材感をだしたものも良いですね、
どれも目移りしてしまいそうなサンプルでした。
通り雨の多い英国では防水加工されたジャケットやコートに
昔から人気があります、ちょっと位の雨でも
傘を差さずに街を歩いている人も多く見かけます。
そのような服には近年でこそハイテク素材が
主流となってきましたが、英国で昔から(100年以上前)
あるのがコットンにオイルやワックスを
コーティングさせた撥水素材です。
既製品のコートではBarbourや最近日本で人気のベルスタッフ
等がこの加工を施しているのは有名ですが
撥水効果が徐々に失われて行った時に
ハイテク素材に比べて専用の
ワックスでリペアできるのが利点です。
また経年変化によって撥水効果が落ちてきても
素材本来の風合いが見え始め、その枯れた風貌が魅力的に
見せる効果がありますので、長く使えば使う程
良い味わいが出る英国の製品の典型と言えると思います。
今回ラトでご紹介いたします、ワックスドコットンは
18色のラインでどれもしっとりとした独特の風合いを
持っています。
ジャケットとしてシャツやセーターの上に直接
着るコート等としても使い勝手が良くてお奨めです。
早速ラトでも試して見ようとジャケット分を発注しました、
長年の変化を楽しみたいと思います。