本日はチェック柄の中でも英国の伝統的で使用用途も広くお使い頂けるチェック柄のスーツ地をご紹介させて頂きます。
掲載させて頂いております生地の画像が全てグレン・チェック柄で、
その上にウィンドゥペンと言われる格子柄が乗っているのがプリンス・オブ・ウエールズとも呼ばれています。
これはウエールズ公のエドワード7世が良く好んでいた柄と言われておりますのでこの名が付けられました。
このように王室にも愛されていた柄なので上品な雰囲気を持っており日本においても昔から広く普及してきました。
また近年は新たにグレン・チェックのファンの方も増えており、この柄の良さが再認識されている傾向もございます。
風合いや季節も問わず様々な生地に適合し、ビジネスにも向いてファッション性を備え、
広くお使い頂き易い柄物のスーツ地としてお薦めです。
一部ですが春夏向きで軽目の柄が入ったスーツ地を
ご紹介させて頂きます。
素材は主にモヘア混紡で平織りまたは中には3Plyの物もございます。
冬向きとは違って柄がピンヘッドチェックやピンストライプ、細目のウインドウペン等軽快な印象を持てます、
またどの生地も張りがでて美しい仕立栄えを誇ります。
テーラーラトでは3シーズンに使えるスーツ地でのご注文を良く頂いております。
また3シーズンと申しましても冬向きと夏向きがございますが
今回はこれからの夏向きに絞って一部をご紹介させて頂きます。
画像1枚目は盛夏にもご使用いただけますマーチンソン(英)のフレスコ地になります。
ざっくりとした風合いで通気性に優れ 皺にもなり難いのが特徴ですが
肉厚がありますので確りした着ごたえ感と春秋にもご使用頂けます。
画像2,3枚目は比較的薄手のウーステッドで近年少しずつ人気が出て来ました
シャドウストライプとチェック柄になります。
光の当たり具合により美しい光沢感と上品なな柄が浮き沈みするのが特徴的で、
フレスコ地よりも保温性がありますのでやや肌寒い日にもお召し頂けます。
どちらのスーツ地もご使用場面や用途、
お好みによってお使い分け頂くとより充実した装いを満喫頂ける事と思います。
また他にも色々な3シーズン向きの生地がございますのでご希望の方はご相談頂けると幸いでございます。